スイミー都城は、農業法人への就農を支援します
「農業を始めたいけど、何からやったらいいか不安だ。」
「色々農業法人があるけど、自分を必要としてくれる会社はあるだろうか?」
「気になる農業法人があるけど、どのように申し込んだらいいのだろうか」
そのような方の不安に応えるために、スイミー都城の会員企業とのマッチングをサポートします。
以下の応募フォームにあなたの自己紹介を記載してください
その自己紹介をスイミー都城の会員企業へ共有します。
あなたと農業をしたい会員企業を募集して、ご紹介します。
新規就農者インタビュー①
スイミー都城の会員企業へ入社した方に話を聞きました
亀澤圭さん
1994年生
2021年に(株)イシハラフーズへ就農
以前は、香川県にある別の農業法人で、レタス栽培に携わっていました。
農業をやってみたいと思うようになったのはいつから?
幼少期から叔父の手伝いで農業に携わっており、自然の中で体を動かすのがもともと好きでした。
それから大学で農学部に入って、海外の農業にも触れていく中で、食や農業の問題は世界共通の重要な意義を持つものだと知るようになり、就農を強く意識するようになりました。
どのようにして就農先を探した?
前の仕事を続けていくうちに、やはり地元宮崎に貢献したいという思いが強くなって、転職を決意しました。
最初は全国農業会議所などへ問合せ、そこからお試し就農の制度を紹介いただき、とあるお茶農家さんのところへ1か月研修を行いました。
そこでは、自然に寄り添うことを大切にしていた農業を体験しましたが、自分がやりたい農業とは一致しない部分があり他の就農先を探していました。
そのような時に、ふと見たマイナビ農業でスイミー都城が紹介されていて、このようなところに農業法人の集まりが掲載されているのだということを知って、スイミー都城に興味を持ち、問合せに至りました。
その後、スイミー都城の中の数社の話を聞いて、これまでに経験なかった大規模で、先進的で、頭を使う農業をやりたいと思っていたところに今の会社がマッチしました。
就農を決めるにあたって不安などはあったか?
前の会社でも農業はやっていたので、農業自体に不安はあまりなく、むしろ、不安よりも期待の方が大きかったです。
現在どのような仕事をしている?
畑の現場監督として、生育段階に応じて、発芽状況や虫の様子、収穫適期かどうかなどを観測して、必要な農薬などを選定する仕事などをしています。
毎日多くの畑を巡回して、草丈とか生育状況をくまなく見て回って、会社のシステムに気づいたことを入力しています。
就農前と就農後で農業のイメージは変わった?
色々な要素が複雑に絡み合っていて、やればやるほど奥深さを感じます。
現場で仕事をすると、高校や大学で学んできたことが一つずつ繋がっていくことが思っていた以上に面白いです。
実際やってみて思う農業の良いところは?
・何よりも、太陽の下で仕事ができること!
・結果が出た時の達成感・充実感が非常に大きいこと。
・結果が出なかった時に、しっかり分析できる奥深さがあること。
今後の意気込みは?
無数にある病状や害虫、それに対する農薬などをすべて理解するのは、すごく大変で今も悪戦苦闘中ですが、これをマスターすると自分のアイデンティティになることは間違いないと思っていますので、頑張って一つ一つ勉強していきたいです。
就農先を考えるときに重要視したことは何?
当たり前ですが、給料、福利厚生は大事です。加えて私が大事にしたのは、今までの経験が活かされ、さらに新しいことができる会社かどうか、という点です。
就農するか悩んでいる人に対して後押しのメッセージを。
農業という仕事の中でも、求められるスキルは多種多様で、しっかり頑張れば自分のキャリアアップにつながると思います。
そのためには、色々な農業法人を見てまわって、選択肢を多く持って、自分に合う会社をしっかり選んでいくことが大事だと思います。
新規就農者インタビュー②
スイミー都城の会員企業へ入社した方に話を聞きました
杉本将太さん
1991年生
2022年に(有)新福青果へ就農
以前は、大阪市のホテルに勤めていて、接客などを担当していました。
農業をやってみたいと思うようになったのはいつから?
前職の業務を続けているうちに、30歳くらいのころから、この仕事を生涯続けていくことに疑問が生じはじめ、転職を考えるようになりました。
その時に、どのような業種があるかぼんやり考えていた中で、スーパーの顔の見える野菜などを見て農業の魅力についてぼんやりと考えるようになりました。
本格的に転職活動を始めたときは、農業も多くの候補の業種の一つ、というくらいでしたが、旅行気分で都城に農業体験に来たら、この仕事は自分に適性があるのではと感じ、就農を決意しました。
どのようにして就農先を探した?
まずは「宮崎」とか「農業」という前提はない中で、地元大阪の県外で働いてみたいなという思いがスタートです。
たまたまその時に大阪で行われた移住フェアが宮崎だったことから、そこに軽い気持ち行って市役所の担当の方に話を聞いたら、移住支援の制度も手厚く、特産の肉と焼酎も好きだったなど魅力的な部分も多く、都城に強い興味を持ちました。
その後に、都城でどのような仕事があるのか色々調べたら、スイミー都城の存在を知って、応募することになりました。
就農を決めるにあたって不安などはあったか?
農業という仕事が本当に自分に合っているのか。
農業の知識は皆無な自分が就農するにはハードルが高いのではないか。
農業というイメージは高齢者が各々の流儀で進めているというイメージがあり、若い自分が異業種から入って大丈夫だろうか。
など、正直不安は尽きませんでした。
その不安に対して、実際携わってどう感じた?
きちんとした教育環境があれば、未経験から入っても意外と簡単に色々な作業ができるようになり、最初恐れていたよりも技術的にも精神的にもハードルは低いなと感じた。
現在どのような仕事をしている?
まずは草むしりや鍬を使った単純作業などから入りましたが、入社して半年たった現在(令和5年2月)では、トラクターの運転や機械の整備、薬剤の管理なども行うようになりました。
実際やってみて思う農業の良いところは?
・精神的なストレスが少ないところ。
・対人業務にありがちな理不尽な思いをすることが少ないところ。
・作業したらそれが形になるので成果がすぐに目に見えるところ。
・異常な残業が無いので睡眠時間も確保されて身体的にも健康になるところ。
色々ありますが、ぱっとでてくるのはこのようなところです。
就農先を考えるときに重要視したことは何?
一緒に働く人が自分に合うか、会社の方向性と自分の考えがマッチしているかということが最も重要だと思います。
就農するか悩んでいる人に対して後押しのメッセージを。
まずは旅行ついででもいいので、「農業体験」に来て、都城市の空気や農業の雰囲気を体感してから決めることを強くお勧めします。そこから自分の適性を試行錯誤しても決して遅くはないです。
杉本さんは何社くらい体験して、その中で何を思いましたか?
私は4社の農業法人を体験しました。
その中で、同じ「農業法人」であっても会社によって特色が様々であると感じました。
そのようなこともあり、会社の特色を事前にしっかり知ることで、入社した後にミスマッチを感じるリスクはなくなるのではないかと感じました。
農業のよくある質問
これまでにスイミーに届いた農業に関する質問にお答えします。
他にも質問があれば、問い合わせフォームからお寄せください。
スイミー都城とは何ですか?教えてください。
スイミー都城は宮崎県都城市と三股町からなる農業生産法人や個人が集う農業同好会です。
農業にやりがいはありますか?
あります。最大のやりがいら自らが愛情もって育てる所です。
農業は楽しいですか?
楽しいです。楽しい時だけではありませんが。
農業は休みはとれるの?
栽培作物と時期によります。
農業ってお金はどれくらい稼げる?
儲けだけ考えれば地域の平均所得以上は稼げると思います。
農業法人の給料はどれくらいですか?
地域の平均くらいだと思います。個人、法人、栽培形態などで違いがあると思います。
1日の労働時間はどれくらいですか?
とある農業法人の例では、繁忙期は8時間ほど、閑散期は6時間ほどです。
どんな作物を作るのですか?
好きなものをつくって良いのですが、正常に栽培できる条件に地域特性や時期が大きくかがわたってきます。
農業はどのくらいの知識が必要なんですか?
基本的な事でいい。わからないことは調べれば大丈夫です。
どのような勉強をすれば農家になれますか?自分だけ(独学)でできますか?
農業未経験者でもたくさんの方々が活躍してます。独学と普及センターなどに相談すれば大丈夫だと思います。
農業をする上で研修を必要とするとよく聞きます。そのあたりを受けた上で始めた方(法人への再就職も含めて)が、無難でしょうか?
独立自営を希望する上では、1年程度の実務研修は必要です。補助事業等を活用する上でも実務研修が課せられる場合があります。法人就職の場合は、会社が一から教えてくださるので実務研修必要ないとしているところがほとんどです。必要なことは、会社に就職したら研修等が各社で行われます。
新規就農をするにあたり、どれ位の資金があればできますか?
目安程度ですが、
施設野菜 施設+収穫開始までの未収益期間を生活費考えると300万から500万。
畜産 牛 施設+牛初出荷までの未収益期間の生活費と牛の育成費用を考えると500万から1000万という形です。
いずれにせよ、独立自営を希望される場合は、資金は要ります。
法人への就職では、給料日までのつなぎ資金があれば大丈夫です。
皆さんがどのように農業を始めたのかを知りたいです。
スイミーの会員の人たちは、家業を継承して社長になる形、他の事業をやっている中で農業に参入した形、農業法人に入社する形で農業を始めることが多いです。
女子でも農業できますか?子育てとの両立も大丈夫かな?
できます。野菜栽培は子育てと似ているところがあります。時間帯などは要相談です。
朝はやっぱり早起きですか?
個人、法人、栽培形態などで違いがあると思います。
農業もICTが進んでいますか?
最近少しづつ進んできています。
ICTってなんですか?
ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称です。
雨の日は何をしているの?
整理整頓、清掃、ビニールハウスは雨でも仕事。デスクワーク。
お茶は作れますか?
スイミーの会員にはお茶を作っている農業法人はありません。
品種改良の勉強ってできるの?
最低限の勉強はできますが、専門的な勉強は大学や農業試験場で行われています。
パーマカルチャーって何ですか?
どうしたら永続可能な農業ができ、人の暮らしも豊かにできるのかを考えることと言われています。Wikipedia に詳しく載ってます。
オーガニックなお野菜が広がらないのはなぜでしょう?
オーガニック栽培技術者が少ない事と、需要の問題があると思います。
野菜に愛情をかけるとおいしくなるって本当ですか?
本当です。感情的な美味しさもありますが、病害虫から守ったり、水やりや日光の調整などでも味や、形は大きく変わります。
今後の成長戦略についてご意見をお聞かせ願います。/経営(決算等)の状況をご説明可能ですか?
各企業ごとに事情が異なり、WEB上での公表もできないので、気になる会社がございましたら、お問合せフォームよりお問合せください。
ベトナムの方も働いているとのことですが、コミュニケーションはどのようにされていますか?
国の技能実習生制度で来るベトナム人は必ず日本語の勉強を数ヶ月ベトナムで、そして1ヶ月日本で勉強してから企業に入社となります。
そのように国の制度で決まっています。
また、技能実習生は来日してから1年後と2年後に技能実習制度で決められた日本の試験があります。
よって、よって簡単な日本語でならコミュニケーション取れますし、ひらがなも書けます。
どうしても通訳が必要ならば、技能実習制度で仲介をしてくださる組合が通訳をしてくださいます。
普段の仕事では、日本語での会話とボディランゲージで仕事を進めています。
東京から出ると、年収が半分になるかと思います。収入減を上回る移住の利点を教えてください。
実際に東京から移住したものです。
①職場の近くに安く住める
職場から10分の場所(街中)に新築2LDKで6万円台です。
築40年の平屋3DKで3万円前後です。
東京で同じ条件に住もうとすると、これだけでほぼほぼ補えるかと思います。
②満員電車、渋滞が無い
どこへ行くにも車でスイスイ行けます。
③大規模に農業ができる
都会ではなかなか難しいと思います。
ちなみに、都城の街中だと、東京のベッドタウンくらいの規模です。
海外旅行が趣味ですが、年に1回は欧州に行けるほど貯金ができるか、休暇がとれるか教えてください。
会社や日常の生活コストによって異なりますが、2週間以上の休みを取得する職員、欧州への旅行ができる程度の貯金をする農業法人従業員は数多くいます。
働くうえで、機械の免許はいつ頃取得すればよいですか?
会社それぞれですが、農作業に必要な大型特殊自動車免許などは、会社で取得補助を行っている場合がありますので、気になる会社がありましたら問合せください。
無農薬野菜をお考えの会社はございますか。
現状、主力事業として無農薬野菜を行っている会社はありません。将来の考えについては、個別にお問合せください。
GAP認証を取得されている会社はございますか。
あります。具体的にどの会社が取得しているかは、個別にお問合せください。
スマート農業という言葉をよく耳にするのですが、スマート農業を取り入れている農業法人の方がいれば、具体的に教えていただきたいです。
どの法人も何らかの形でスマート農業の技術を取り入れています。例えば、農業生産に関する情報を全てデータ化して分析したり、GPSが搭載されたトラクターを用いて作業したりしています。
移住先は実家のある小林市で考えていますが、仕事は都城でという考え方の基、相談させてもらってもよいのでしょうか?
通勤に時間がかかる、都城市の移住支援制度が使えないなどの条件はありますが、実際に市外県外から都城市に通勤する方はおります。
農業法人さん同士の横のつながりはあるのですか?
スイミー都城を結成した目的の一つが、農業法人同士の横のつながりを強めることです。スイミー会員の法人はこれから一層つながりを深めていきたいと考えています。